国際交流基金では、JF講座受講生を対象に、2週間の訪日研修を行っています。JF講座は、全世界28か国で31講座(2014年4月現在)開設されています。カザフスタンからは、アルマティとアスタナの受講生を対象に、それぞれ1名ずつの推薦枠があります。KJCのJF講座で日本語を勉強して、日本へ行きましょう!そして、日本語のネットワークを広げましょう。
研修実績:
2012年にはアルマティから2名、アスタナから2名の計4名が訪日研修に参加しました。2013年はアルマティから1名、アスタナから1名の計2名が参加しました。2015年は3名が参加予定です。
研修内容:
研修では、2週間大阪に滞在し、日本語や日本文化、日本社会についての体験学習をします。日本人の家にホームステイをしたり、小学校や会社の見学もします。また、日本を代表する観光地の見物もあります。
2012年および2013年の研修に参加した人たちのレポート(ロシア語)はこちらからご覧ください。
2015年の研修に参加した人のレポートは以下を参照してください。
アスタナにあるカザフスタン日本人材開発センターの日本語コースに通っ
てもう 3 年になります。この 3 年の間には色々なことがありました。日本語
で話すことに自信が持てなかった時期もありますが、日本語能力試験に合格
するため、一生懸命勉強もしました。そして運よく、2015 年の秋に、JF 講座
訪日研修の参加者になることができました。このプログラムの魅力の一つは、
25 ヶ国から 29 人という、世界の色々な国から参加者が集まることです。日本
に行ったばかりの最初の頃は、自分の日本語に不安を持っていました。でも
毎日を過ごす中で、不安もなくなりました。私のグループは優しい人ばかり
で、研修中、いつもお互いを助け合いました。そのグループのおかげで、私
は日本語を使って楽しく過ごすことができました。
来日する前、私はとても緊張していました。日本で道に迷わず行き方が正
しく判断できるかどうか、自分の意見を正しく伝えられるかどうか、言った
ことをきちんと理解できるかどうかなどが不安だったのです。でも、日本や
日本人は他の国とは違っていて、日本人には助け合いの精神があると感じま
した。日本人はいつも助けたり、丁寧に説明したりしてくれます。必要であ
れば、行き先まで一緒に連れて行ってくれます。関西国際センターでもきち
んとアレンジされていて、全ての「行動」が前もって計画されていました。
そのため、私は効率的に日本を理解することができました。私がそのような
素晴らしいプログラムに参加したことがまだ信じられないくらい、夢のよう
な時間でした。例えば、関西弁に関する授業、東京の災害予防センター訪問、
また生け花、和太鼓、書道、茶道、合気道などの文化体験、京都の金閣寺や
清水寺、東京の江戸博物館や浅草などの日本の観光地訪問など、盛りだくさ
んの内容でした。一番心に残ったのは、小学校訪問とホームビジットです。
日本人と一日を一緒に過ごすことができ、とても親しくなり、将来、もう一
度会いに行く決心をしました。
日本にいた日々はとてもいい思い出で、時間が経っても決して忘れないで
しょう。
国際交流基金関西国際センターおよびカザフスタン日本人材開発センター
の増島さんに感謝します。いろいろ学ぶことができた面白いプログラムでし
た。
ジュスポヴァ・サマル、アスタナ