Казахстанско-японский центр развития человеческих ресурсов

カザフスタンの基本情報

カザフスタンの地理

カザフスタン共和国は、中央アジアに位置する世界最大の内陸国で、その面積は約272万平方キロメートルと、日本の約7倍にあたります。首都はアスタナ(旧称ヌルスルタン)で、近代的な建築と急速な発展で知られています。最大の都市はアルマトイで、かつての首都でもあり、文化・経済の中心地として多くの人々が集まります。そのほかにも、シムケント、カラガンダ、アクトベなどの主要都市があります。

カザフスタンはユーラシア大陸の中央部に広がり、北はロシア、西はカスピ海、東は中国、南はウズベキスタンやキルギスなどと国境を接しています。この地理的特徴により、アジアとヨーロッパを結ぶ要衝として古くから重要な役割を担ってきました。広大なステップ地帯や天山山脈の雄大な自然は、観光資源としても高い魅力を持っています。

・カザフスタンの人口

カザフスタンの人口は2025年現在で2,080万人に達し、国土の広さに比べて比較的少ない人口密度が特徴です(国連人口基金による推計)。また、全体の約55〜63%が都市部に居住しており、都市と農村の格差がありつつも都市化が進行しています。

 

・カザフスタンの気候について

カザフスタンは、ユーラシア大陸の中央に位置するため大陸性気候が支配的です。広大な国土のほとんどが内陸にあり、海からの影響を受けにくいため、昼夜・季節の気温差が非常に大きいのが特徴です。

冬(11〜3月)
寒さが厳しく、特に北部やステップ地帯では気温が-30℃以下に下がることもあります。降雪も多く、長い冬が続きます。ただし、都市部では集中暖房が整備されており、屋内は常に快適な温かさが保たれています。

夏(6〜8月)
暑く乾燥した気候となり、南部や砂漠地帯では40℃近くまで上がることもあります。一方、山岳部や北部では比較的涼しい日もあります。

春・秋
短いながらも過ごしやすい季節で、気温の変化は激しいですが自然景観が美しい時期です。

また、国土が広いため地域差が大きく、北部は冷涼で降水量が多く、南部は乾燥して砂漠気候に近い環境が広がっています。最大都市アルマティは、実は北海道とほぼ同じ緯度に位置しており、日本人にも馴染みやすい気候感覚があります。